こんにちは!着物エバンジェリストのカナです。
先日、9月から始まっていた美術展『谷崎潤一郎文学の着物を見る』へ行ってきました!
12月初めまであるので、いつでも行けるわ〜とのんびりしてたけど、いつの間にかもう10月も終わり!
快心の着物コーデを考える間もなく、時間が出来た日にえいっ!と行ってきました!!
目次
大山崎山荘美術館ってこんなところ
JR大山崎駅から徒歩10分のところにあります。
ご年配の方、足の不自由な方が優先だけど、駅から無料の送迎バスが出ているとのこと。
駅に着いたときにちょうどバスが着きそうな時間だったのですが、、、すでに出てしまったのか、しばらく待っていても来そうな雰囲気が無い。
徒歩10分ならすぐだよね、と歩くことにしました。

が、“大山崎山荘”だけあり、歩くのはけっこう急な上り坂。
着物&草履で歩くのはなかなか大変!草履に慣れていない方は、バスを待つほうが安心かもしれません!
バス停を降りてからも歩くらしい・・・

グーグルマップではまだまだ先なのに、山荘発のバス停を発見。
そういえば、バス停を降りてからもまだ歩くとHPに書いてあったような・・・笑
ヒールの低い靴で行かれることをおすすめします。
晴れているのに薄暗いトンネルを通って敷地へ
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ステキな建物であった。 建物内の時計がこれまたステキであった。 #kyoto #kyotojapan #japan #ig_japan #igersjp
バス停を通り過ぎてすぐ見えるトンネル。
遅い時間に着いたこともあり人通りはまばらで、とっても静か。木々に覆われて光も遮られているので、少し心細くなりそうでした。
トンネルを過ぎると山荘の敷地になるのかな?「美術館→」という案内板がちょこちょこ出てきました。
最後の最後までずーっと坂道。
有形文化財の美術館

大正元年にできたというこの建物。クラシカルな作りが素敵です。
中もステンドグラスや木枠の窓など素敵ポイントがたくさんあったのですが、撮影NGの案内があり写真は無しです。
そして、着物展
履物、小物まで計算しつくされたコーディネート
そして、着物の展示エリアへ進むと。。。うっとりするようなトルソーがずら~っと!!
谷崎潤一郎の作品中に出てくる描写や時代背景とともに、解説されています。
帯を締めるときにキュッと音が鳴る、というような表現とか、実際に着物を着る人じゃないと思い浮かぶことの無い表現。
実はまだ作品は一つも読んでいなくて・・・
読んだことのある人なら、着物を見ただけで「あ、あのシーンか」と分かるのかもしれません。
どれか読んでおきたかった・・・!
出張中に届いていたので紹介が遅くなりましたが、毎日新聞大阪本社版夕刊に展覧会の記事が掲載されました。私も少しコメントを載せています。#谷崎潤一郎文学の着物を見る #アサヒビール大山崎山荘美術館 pic.twitter.com/86XFKwYPC5
— 大野らふ Ono Raff (@poniapon) 2018年10月24日
着物の多くは「ponia-pon」さんが貸し出されているようです。
着物スタイリストで、着物に関する著書もたくさん出されている大野らふさんのお店ですね。
これぞ“大正ロマン”といった大胆な配色のもの、黒っぽいシックなもの・・・さまざまありました。
足元を見ると、草履(下駄)も古いものを合わせられていて、さすがに履物のアンティークを見る機会は少ないので、とっても興味深かったです。
当時は低反発の草履なんて無かったから、やっぱり長時間歩くのは大変だったんだろうな。。。
ダンスホールでの女性をイメージしたコーデでは、パールのネックレスやパンプスを合わせていたり・・・今でも「個性的」と目立つコーデだけれど、この当時からあるものだったんですねー。
一体ずつ、写真に撮って見返したいくらいだけど、、、撮影NGなのが残念。
これらを収録した本を買えばいい話なのですが。笑
ゆーっくり見てまわりたかったのですが、
遅い時間に行ったこと、帯の締め方が甘くてソワソワしていたために、常設展は見ず、ささーっとCAFÉでお茶をして山荘を後にしました。
あと1ヶ月先、紅葉の時期にまた来たい

山荘のまわりの木々の中には、うっすらと色づいているものも。
もみじの木も多そうだったので、1ヶ月くらい先の紅葉シーズンはとてもきれいになりそう!!
いままで来たことがなかったけど、こちらも混むのでしょうか??
そのときは羽織のいる時期になっているだろうから、晩秋のコーデをしてまた見に来たいです!
展示は12月2日までです!興味のある方はぜひどうぞ!!