こんにちは!着物ライターのカナ(@KANA_vintage)です。
成人式、卒業式、七五三、結婚式・・・。節目節目で着物を着る機会がありますが、「草履選び」についてはあまりご存知でない方も多いのでは?
ネット販売を利用する人も増えた今、お店の方に相談する機会も減ってしまいましたよね。
そこで、今回は草履のサイズに迷ったときに選ぶポイントをお伝えします。
- 草履のサイズ表記
- 草履のサイズは大きめor小さめどちらを選ぶべき?
- サイズが大きすぎるor小さすぎる場合に起きるデメリット
目次
意外と知らない!? 草履のサイズ選び
成人式や結婚式。
レンタルでも購入する場合でも、着物や帯については長い時間をかけて好みのものを選びますよね。
でも、草履は「なんとなく」で選んでしまいがちではありませんか?
実際、着物の裾でほとんどが隠れているし、華やかな着物に目がいって足元はあまり見られていないですよね。

と考える人も多いです。

そのため、「草履って・・・どうやって選ぶの?サイズ展開はどんな感じなの?」と分からない人は多いですよね。
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草履のサイズ表記はどうなっている?

現在、販売されている草履は「S・M・L」などの表記が多いです。
伝統的なお店は「○寸」表記のところもありますが、ネット販売されているところはほとんど「S・M・L」表記。
また、それに合わせて「23〜24cm」とセンチメートル表記もしているところが多いです。
ざっくり言うと、この表記を見れば大失敗することはありません。

私も愛用中!歩きやすくて大人気のカレンブロッソの「カフェぞうり」(下の写真)もSMLサイズ展開です。

草履は「少し小さめ」を選ぶべし

一般的に、草履は少し小さめのものを履くのがいいとされています。
- 長さはかかとがだいたい1cmほどはみ出るくらい
- 幅は小指がはみ出るくらい
例えば、前述のカレンブロッソの「カフェぞうり」は以下のようなサイズ展開となっています。
サイズ | S | M | L |
適応サイズ | 約23cm | 約24cm | 約24.5cm |


こういう方は多いですよね。

鼻緒を少し引っ掛けて歩くのが”粋な履き方”
草履の履き方にもポイントがあります。
ぐいっと指を入れ込まず、鼻緒を少し指に引っ掛ける程度に軽く履きます。
そのほうが”粋”(カッコいい)と言われているためですが、軽く履くことで鼻緒が食い込んで足が痛くなることも防げます。
もし、草履や下駄で「鼻緒ずれ」を起こした経験があるなら、指を奥まで入れない履き方を試してみてください。
履き慣れていなければ「ぴったり」を選ぶのも◎
小さめに履くのがいい、とは言ってもかかとがはみ出る訳ですから、慣れないうちは痛く感じてしまうこともあります。
不安があるようでしたら、ぴったりのサイズを選ぶのもいいでしょう。
大きすぎなければ大丈夫です。
もし、草履が大きすぎるとどうなる?
草履が大きすぎると「着物の着崩れ」の原因にもなってしまいます。
と言うのも、足よりも草履の台が大きいと、歩くときに着物の裾が草履とかかとに挟まってしまうからです。

サンダルを履いているとき、ロングスカートやパンツの裾が挟まってしまった経験はある方もいるのでは?
着物の裾を踏んでしまうと当然ズルズルと腰から下が崩れてきてしまいます。
かかとがはみ出るようなサイズを選ぶことで、それを防ぐことができるのです。
また、大きすぎると歩くときにパタパタと大きな音がする、幼く野暮ったい見た目になるなども挙げられます。
もし、草履が小さすぎるとどうなる?
草履があまりに小さいと、台の端がかかとに食い込むようになって痛みが出やすくなります。
たくさん歩く日などは特に足が疲れやすくなるので、小さければいいと言うわけでもありません。
草履を購入したら、履く前にすべきこと
草履のサイズは小さめがいいとは言え、前述の通り鼻緒がきついと鼻緒ずれして痛くなります。
また、新しいうちは鼻緒が硬く足にフィットしにくいです。
そのため購入したら鼻緒を少し引っ張って、ゆとりを持たせるようにしましょう。
試着しながら少しずつ、やりすぎない程度におこなってくださいね。

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最後に:草履は少し小さめがおしゃれ
草履のサイズは少し小さめを選ぶと、美しい着姿が保てておしゃれと言われています。
お店の方に相談するのが一番ですが、ネット販売を利用する際はおおよそ1cmほど小さめを選ぶとよいでしょう。
足元が痛むと着物のお出かけも億劫になりますから、ぜひこの記事をご参考に慎重に選んでみてくださいね。


