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【関西着物女子へ】「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展スタート!

こんにちは!週末着物から毎日着物を目指している着物エバンジェリストのカナです。

昨日はひさ~~しぶりに近くの着物ショップに行ってきました!
アンティーク・ヴィンテージの着物店で、全国からファンの集まる人気店(このお店の話はまた追々しますね)。

可愛いお買い物を済ませ、帰り際に「こんな美術展が始まるらしいよー」とフライヤーを1枚手渡されました。

それが、こちらの美術展です。

「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展

概要

期間:9月15日(土)~12月2日(日)
会場:大山崎山荘美術館(HP
入館料:一般900円 ※着物での来館は100円割引

会場は大山崎山荘美術館

京都の大山崎山荘美術館で開催されています。

こちら、アサヒビールが母体となっている美術館。ウイスキーの『山﨑』でもおなじみの地名ですね。
京都駅から大阪方面に普通電車に乗っていきます。大阪との府境の、のどかな場所ですよ。

美術館のHPから引用すると・・・

アサヒビール大山崎山荘美術館は、関西の実業家・故加賀正太郎氏が大正から昭和初期にかけ建設した「大山崎山荘」を創建当時の姿に修復し、安藤忠雄氏設計の新棟「地中の宝石箱」などを加え、1996年4月に開館しました。

とのこと。
大正ロマンを味わえそうな場所ですね!!

一度行ってみたいな、、、とは思っていたものの、なんせのどかな場所にあるのでなかなか行く機会が無くて。。。

駅から徒歩10分とのことですが、電車の窓から見る限り、きっと上り坂…。

でもこのたびようやく行けるチャンスができそうです♪

谷崎潤一郎文学に登場する女性をアンティーク着物で再現

中の展示は、着物がメイン。

谷崎潤一郎が生み出した作品に登場する女性たちを、文章や当時の時代背景をもとに再現されています。

谷崎潤一郎の遺品(筆や硯など)の展示もあるそうです。

こちらの展示は2年前に弥生美術館・竹久夢二美術館でも開催されたそうですが、そのときには無かった展示物もあるそうですね。

人気着物スタイリストの大野らふさん監修のコーデ

お着物の監修は、着物スタイリストとして人気の大野らふさん。

アンティーク着物店「poniapon(ポニアポン)」の店主としても有名で、アンティーク着物の美しさを伝える本も出版されています。

本やSNSでしかお目にかかったことのないらふさん。どのようなスタイリングで表現されているのか、想像するだけでワクワクします♪
らふさん監修のコーデだから、かわいいものが揃っているにちがいない!!

フライヤーも保存版にしたい

さて、話は戻って、昨日行ったキモノ店でもらったフライヤー。

A4が縦につながった(A3ではない)大きさの中に、すてきな着物の写真がずらり。

こういうのを見ると、つい欲しいものを探してしまいます。

袴に革靴、バスケットなんて、モダンでいいなぁ。
(余談ですが、大正生まれのうちの祖母も、昔は着物に革靴を履いていたと言っていたなぁ。着物には草履、という考えには、ほんと縛られなくていいんですよねー)

着物に白いエプロンも素敵で、いつかやってみたいスタイル。
誰か、和風のカフェか純喫茶をオープンして、私にホール係させてくれないかなー(割と本気で思っている・・・)。

この展覧会、図録とかグッズはあるのかな。。。あったらいろいろ買ってしまいそう…。

最後に<アンティークの美しさをたくさんの人に見てほしい!>

わたしは着物を着るのが好きだけど、それ以上に「古くて美しいもの」「古くて上質のもの」を見るのが好きなんだな、と思います。

古いとは、時代遅れとかネガティブな意味ではなく、時を超えても価値のある、というポジティブな意味に捉えています。

なので、現代で売られているいまどきのシンプルなお着物よりも、断然こちらの方が好きなんだな、と。
最近、着物が好きですと話すと、いろいろな人に現代ものの(いわゆる今のデパートに売られている)落ち着いた色合いのものを想像されてしまうのだけれど、
アンティーク着物でしか見られない美しさ(丁寧な職人技、今では生み出せない質の高さ)があるんです!と心の中で叫んでいるのですが。。。ぜひこちらの展覧会を見て頂きたいです。

会期が結構長いので、私はたぶん何回も行くと思います。笑