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アンティーク・リサイクル着物のサイズの選び方

こんにちは!着物エバンジェリストのカナです。

普段私が着る着物はリサイクルやアンティーク着物ばかり。

洋服とは違い、SMLや号数といったサイズ表記はされていません。

反物で買うと呉服屋さんが測ってくれるし、現代物ならS・M・Lという洋服と同じサイズ展開で売られているし・・・リサイクル着物の第一の難関はサイズ選びかもしれませんね。

では、古い時代に作られたリサイクル品はどのように選ぶのでしょうか?

まずはじめに…着物で言う「リサイクル」と「アンティーク」の違いって?

リサイクル着物、アンティーク着物…。

どちらも、昔作られたものでどこかの誰かのタンスに眠っていたもの。

いわゆる『古着』であることは同じですが、着物好きの世界では少しニュアンスが異なります。

『リサイクル』…昭和の中頃以降に作られたもの
『アンティーク』…昭和初期(戦前くらいまで)に作られたもの。いわゆる”大正ロマン”もアンティークと呼ばれるものです。

着物を主に日常着として着られていたのは戦中まで。そのため素材や柄のバリエーションはアンティークの方が多い印象。

とは言え、古いものはなかなか残っていないため、リサイクルの方が数が多くお値段もお手頃です。

 

 ↑こちらはウール素材。戦後によく作られました。洗濯できるしお手入れらくちん!
ウールはリーズナブルなのも嬉しい。

一方で、次のふたつはアンティーク。

色遣いが鮮やかで柄ゆきも大胆で自由なものが多いですね。どの柄も、伸び伸びと描かれているイメージ。

パッとアンティークと見分ける目安は、袖の長さ

…と言っても、初めてさんにはわかりづらいですよね。というか、柄や素材だけ見ても、はっきりと年代が区別できるものではないです。素人目には。笑

ただ、着物好きさんの中でざっくりと「アンティーク」「リサイクル」を呼び分けるときに手っ取り早い共通項目がありまして・・・。

それは、袖の長さ!

アンティークと呼ばれるものは、袖の長さが少し長いんです!袖だけパッと見ても分かりづらいかもしれないけど、現代、デパートや呉服屋さんで見かけたり、手持ちの浴衣と同じくらいであれば『リサイクル』、それよりも長ければ『アンティーク』でお店の方との会話は通じることが多いです。

洋服で言う「袖」とは別の部分を言います

つらつらと袖について書きましたが、洋服で言う「袖」とはちょっと違いますよ。

腕を通すところ(洋服で言う袖)は、「裄(ゆき)」と言います。

袖は、振袖の”ふり”の部分。ここが長いと「アンティーク」と呼ばれることが多いです。

ちなみに、上記の写真の白い浴衣は、この夏に備えて仕立ててもらったものですが、アンティークが好きなので袖丈をアンティーク風に長く作ってもらったもの。

通常の浴衣は以下の写真のものが一般的な長さですね。

サイズ選びは、身丈と裄を見て選びましょう

さてさて、ようやく本題。

リサイクルやアンティークなど、すでに完成している着物のサイズを見るときは、まず「身丈(みたけ)」と「裄丈(ゆきたけ)」をチェックしましょう。

身丈とは、衿を含まない長さ

身丈とは、写真の黄色の矢印部分。

衿を含まない、背中から裾までの長さです。

この長さが身長と同じものを選ぶとベストです。プラスマイナス5㎝くらいまでなら初心者さんでもOK、少し慣れてくると、マイナス7㎝くらいまでなら着られます!

もっと長くなると、腰回りがもたついてシワができやすくなったり、着付けが難しくなります。

また、これ以上短くなると、おはしょりを作るのが難しくなってしまいます。
おはしょりを作らない「対丈(ついたけ)」で着たり、短めに着てブーツと合わせたりする、という場合なら短めでも大丈夫。

裄は腕の長さ…とは少し違います

この矢印部分が裄丈です。

背中の縫い目(背中心)から袖口までの長さ。

ここ、、、単純に腕の長さというわけではありません。

着物は衣紋を抜いて着るため、実際の腕(というか、首元から手首)の長さよりも短くてOK。

実際に羽織ってみて「ちょっと短いかなー?」と思っても、衣紋を抜いてみたときに長さに問題ないか、と確認してみてくださいね。

ちなみに、手首とは、手を下したときに手首の両端にあるグリグリの骨あたりまで袖があるのが目安。

もし、短かったとしても、ロンググローブと合わせるとモダンな着こなしになるし、袖口に幅広のレースを縫い付けたりすると長さがカバーできますよ!

参考:私の選び方(身丈しか見てません!)

最後に、私の場合ですが、、、

実は、身丈のみチェックして、裄はほぼ見ていません。

私は昭和女性の体型に近く、身長152㎝、腕も短め。

なので、身丈が合えばだいたい裄も合うことが多いんです。

多少短くても「まぁ、リサイクルだし」と受け入れます。笑

ですので、身丈が145㎝あれば裄を見ずとも「着られる」と思って買います。

反対に165㎝などあると「大きすぎて着づらいかも」と諦めますね。
※身丈が長いということは、身幅も大き目になることが多いので、サイドに生地が余ってしまうんですよね・・・。

ただ、上記に書いたように、短かすぎる、長すぎる場合でも何かしらの対策を考えてアレンジすればいいか、というのが普段着着物のメリット。

一点ものの古着着物。

好きな色・柄のモノが見つかれば、少しのサイズ違いで見送るのはもったいない!

いろいろ試行錯誤して自分なりの着こなしを見つけてみるのも楽しいですよ^^