こんにちは!着物ライターのカナです。
「おうち時間」が増え、ついダラダラ〜っと過ごしがちになっていませんか?
- 一日中パジャマで過ごす
- 在宅ワーク中、猫背で何時間もPC作業
- 昼寝をしたり、お菓子を食べたり…(太った!)

ところが、一度おうちの中で着物を着て過ごしたら、意外と快適だったんです!!
ダラけてしまったり、鬱々としたおうち時間を着物を着て楽しく&快適に過ごしてみませんか?
- おうち時間はパジャマのままで過ごさないことが大切!
- おうち時間に着物。実はメリットだらけだった!
- おうち時間に着物を着るときに気をつけるべきこと
目次
おうち時間、パジャマのままで過ごすのは危険!
在宅ワークや外出自粛など、おうち時間が増えた人も多いですよね。

今日はパジャマのままで過ごしちゃえ!
なんて、すっぴん&パジャマのままで過ごしていませんか?
誰にも会わないことだし、楽チンなパジャマのままで過ごしたい気持ちはすごくよくわかります。

しかし、寝るときと同じ格好のままでいると、こんな弊害が出てきます。
- 気持ちが切り替わらず、仕事モードに入りにくい
- いつでもベッドにダイブできちゃう(=昼寝しがち)
- ゆったりした服だと体型もゆるみがちになる
気持ちの切り替えが得意で、サッと仕事モードになれる人なら大丈夫なのですが、誘惑に負けてしまいがちな人は服を着替えることでシャキッとオン・オフを切り替えることをオススメします!
意外!? おうち時間に着物を着るのはメリットだらけ
おうちに着物をお持ちなら、ぜひ着物を着てみてください!

確かに、着物は洋服よりも着るのに少し時間がかかります。
でも、手間を掛けた分、実はたくさんのメリットも得られるんです。
わたしも先日より「おうち着物」を実践していますが、その中で感じたおうち着物の魅力をご紹介します。
「おうち時間」×着物のメリット① 姿勢がよくなる
いちばん大きな特徴は、なんと言っても姿勢。

確かに、着物を着るためには一般的に帯や帯板、伊達締め、補正のタオルなど…、たくさんの物を腰や胸の下に巻きつけ胴体が固定されます。
また、着物や帯はTシャツやジャージのように伸縮性のない素材を使っているため、猫背になったり、大きな動きはできません。
そのため「動きづらい」と感じる人も多いですよね。
しかし、見方を変えれば「背筋が伸びたままの状態が固定される」ということ。
そう、帯など腰回りにつけるものが「コルセット」の役割をしてくれるのです。
着物を着ると、普段やりがちな”猫背”よりも背筋をシャンと伸ばした状態の方が楽に感じます。
それに、足元までタイトなシルエットになるため、足を組んだり開いたり…とだらしない座り方になることも防げるんです。

むくみ体質で椅子の上でもあぐらをかくのがクセになってるわたしも、おうち着物の時はビシッと座っています
着つけは肩のストレッチ効果もアリ!?
着付けには体の柔軟性、特に肩関節の柔らかさが意外と重要なんです!
着付けは背中のシワを取ったり、帯を締めたり…と、手を後ろに回して行う行程が実はたくさん。
長時間のデスクワークで肩がカチコチに凝っている人には、体を動かすいい機会になりますよ。
着物を着ることは「どれだけ肩が凝っているか」に気づくいいバロメーターになるのではないでしょうか。
「おうち時間」×着物のメリット② お腹周りの締め付けがない
「着物は締め付け感があって苦しくて無理!」という人も多いですが、着方によっては締め付けを感じることなくとても快適なんです。
「おうち着物=自分で着付け」なので、自分が苦しくない場所で紐や帯を締めればいい、というのがその理由。
「苦しかった」という体験を持つ人は、成人式や卒業式で着物や袴を着た時の経験ではないでしょうか?
成人式の着付けなど、初めてお会いする着付け師さんにスピード勝負で着付けてもらうと、自分にフィットする着付けにならないことがあるのです。
体型は人それぞれなので、締め付けられず着崩れもしにくい”ちょうどいい”紐の締め具合も人それぞれ。
紐を締める位置も人によって苦しくない場所が異なります。
人によって違うとは思いますが、例えばわたしなら紐はアンダーバストと腰骨の少し上に締めています。
すると、胃の部分は圧迫されないので、ご飯を食べた直後でも苦しくなることはありません。

というわたしのような人には尚更、「え!お腹がキツくない!」と快適に感じるはずです。
「おうち時間」×着物のメリット③ 簡単に寝られない
おうちでずっと過ごしていると、ついダラ〜っとした姿勢になり、いつの間にか寝落ちしてて慌てて飛び起きた!…なんてことはありませんか?
部屋着やパジャマを着てるとついリラックスしすぎてしまいますよね。
しかし、着物を着たらそうはいきません。
- コルセット効果でダラけた姿勢は逆にしづらい
- 帯結びがあるから仰向けになりにくい
- 着物にシワがつくと直すのが面倒
などという「そう簡単にはダラダラできない」状況になるため、うっかり寝落ち…という事態が避けられます。
おしゃれしながら生活を律することができるなんて、着物は本当にありがたい存在です。笑
「おうち時間」×着物のメリット④ 着付けの練習になる
おうち時間が大半で外出しないとなると、人の目を気にすることがありません。
- 多少コーデがチグハグでも
- 帯結びが歪んでいても
- 補正をきちんとしていなくても
どんな着方をしていても恥ずかしい思いをする必要はありません。
誰にも見られないからこそ、今までしてこなかったコーディネートに挑戦してみたり、YouTubeを参考に新しい帯結びをしてみたり、楽な補正方法を研究してみたり…いろいろと冒険ができます!

「帯結ばない帯結び」に挑戦!
着物や浴衣を着付けをする上で「難しいなぁ」と思うのは、やはり帯結びではないでしょうか?
着物の帯結びで代表的な「お太鼓結び」は、帯枕や帯締めなど用意する小物も多いし時間もかかるので面倒ですよね。
そんな時には、「帯結ばない帯結び」という今話題の結び方をしてみてはいかがでしょう。
これは、大阪で活動する着付け講師ayaayasさんが考案した結び方。
ayaayasさんが妊娠中、帯結びをするのがしんどくて、簡単に着物を着るには…というアイデアから生まれたものです。
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そこから派生して様々なアレンジ方法がありますが、簡単に説明すると
帯を”結ばずに”腰に巻きつけ、帯締めやベルトで固定するだけ、です。
実際にやってみると、簡単すぎてビックリしますよ!
初心者さんでも3分あればできる帯結びなので、簡単に着物を着たい「おうち着物」にもピッタリです。
「袴じゃない」に挑戦!
「袴じゃない」というコーデ方法も最近話題の着付け方法です。
これは、奈良を拠点に活動されているヒメノルミさんという着付け講師&アンティーク着物ショップ店主が考案されたもの。
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着物の下に袴を合わせると歩きやすく楽チンになりますが、袴の代わりにプリーツスカートを合わせて「袴っぽく見えるけど実は袴じゃない」というコーディネートです。
- 袴をわざわざ買わなくていい
- 帯を結ばなくてもいい
- プリーツスカートなら洋服のときも着回しできる
- 袴を着るのは「学生」っぽくなってちょっと恥ずかしい
着物を着て、スカートを履いて、ベルトでウエストマークすれば完成!の超簡単な着付け。
スカートだから、歩きやすくてストレスフリーなのも嬉しいポイントです。

帯を結ぶ必要がないから、椅子にもたれられるし、在宅ワークを長時間していても疲れにくいですよ!
私も「袴じゃない」コーデは大好きです!
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「おうち時間」×着物のデメリット 水仕事で気を遣う
意外と楽チンでデスクワークも捗る要素満載の「おうち着物」ですが、デメリットもあります。
それは、水仕事など家事をするには難しい場合があること。
特に正絹(シルク)素材の着物の場合、簡単には洗えませんから、水に濡れたり油が跳ねるような家事をする際には注意が必要です。
また、掃除など体をたくさん動かすときも、慣れていないと不便に感じるかもしれません。
ただ、そこは「おうち着物」。着崩れたってすぐに直せますし、「着物警察」に叱られる心配もないので「着崩れても気にしない!」という精神でいきましょう!
割烹着を着れば簡単な家事はできる
食器洗いなどをするときは、エプロンよりも割烹着がオススメ!
袖まで覆ってくれますし、しっかり上半身をカバーできるので水に濡れる心配も少ないです。
着物は”振り”がある分、袖周りはモタつきますので、割烹着は袖に余裕のあるサイズを選びましょう。
新たに購入する際は「和装可」「着物可」などと表示のあるものを選ぶと安心ですよ。
木綿や麻など水に濡れてもOKな着物を選ぶ
「おうち着物」は家事で汚れるリスクもあるので、お手入れのしやすい素材のものを選ぶのも重要です。

木綿やウール、麻の着物は水に濡れてもOKですし、自宅で洗濯もできます。
夏になったら浴衣を着るのももちろんいいですよ!
まとめ:メリットだらけの「おうち着物」で「おうち時間」を楽しく過ごそう
ここまで読んでいただきありがとうございます。
「とは言っても、着物を着るのは面倒」と感じている方もいるかもしれませんが、一度試しにおうち着物に挑戦してみませんか?
- 意外と苦しくない!
- 意外と動ける!
- 背筋が伸びて気持ちい!
思わぬ発見がたくさんありますよ!
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