こんにちは!ライターのカナです。

と、よく言われます。確かに、洋服のようにボタンを留めたら出来上がり!というわけにはいきません。
興味があっても、【着付け教室】へ通うのって、

などと、とっつきにくいイメージを持っていませんか?
しかし、着付け教室へ通えば3ヶ月程あれば着られるようになるんですよ!
普段着として着物でお出かけしてみたい、とりあえずお太鼓結びができるようになれば…という方は「初心者コース」で十分!

週に一度のレッスン、3ヶ月で普段着として着物を着られるようになった私の体験を交えてご紹介します。
<この記事でお伝えすること>
- 着付け教室のレッスン費用や受講期間はどれくらい?
- 着付けはどれくらいレッスンを受けたら着られるようになる?
- 着付け教室ではどんなことを教えてもらえるの?
- 着付け教室に通うには、着物一式が必要?
- 着付け教室の探し方とは?

目次
【期間】着付け教室へ通う期間の目安は2〜3ヶ月!

「初心者コース」で一から初めて着物を着られるようになるコースは、3ヶ月くらいのコースが多いです。

私も、週一回×8回=約2ヶ月で「着物のたたみ方もわからない」状態から「お太鼓結び」ができるまでになりました

お太鼓結びの帯
私は個人で教室をされている先生に教わりましたが、他の個人運営の教室も大手の着物教室もだいたい6〜8回で週に一度通ったとしても2〜3ヶ月でお太鼓結びができるようなカリキュラムを作られているようです。
1年間ほどの長いコースを設けている教室もありますが、その場合は「他装(他人に着せてあげられるようになる)」や礼装(訪問着など)などが含まれてきます。
気軽に着物を着て、お買い物や観劇に行けたら十分、という方は「お太鼓結びができるまで」の初心者コースで満足できると思います。
「申し込んだけど忙しくて休みがちになってしまった」「そこまで着物に興味が持てなかった」・・・ということも、習い始めてからわかるかもしれないですよね。
そのため、私のおすすめはひとまず短期間の初心者コースを修了してから次のステップを検討してみることです!
【費用】初心者コースなら3〜5万円が一般的

私が通った教室は当時、3万円台でした(今はちょっと価格が変わっているようです)。
6〜8回の初心者コースであれば、3〜5万円ほどが多いです。(個人の先生であれば、高くても4万円台)
「思ったより高い!」「意外とお手頃♬」・・・どう感じましたか?
一生もののスキルが手に入るなら高い出費ではないのではないでしょうか。

中には大手の教室で「受講料無料」というところもあります。
以前、別の記事にも書きましたが、この手の場合は別のところで出費が必要になることがあります。
「安けりゃいい」ではなく、しっかりとリサーチして検討してくださいね。
【内容】初心者コースの着付けレッスンならお太鼓結びができます

私が習ったカリキュラムはこんな感じでした!
- 着物のたたみ方
- 長襦袢の着方
- 着物の着方
- 半巾帯の結び方(りぼん返しという結び方を習いました)
- 名古屋帯で「お太鼓」の結び方
- 浴衣の着方

そこから、着物の”インナー”的存在の長襦袢を着て、着物を着て、お太鼓結びは2回くらいに分けて手順を習いました。
「浴衣の着方」というのは、着物がマスターできれば浴衣も難なく着られるようになるのですが、数週間帯の結び方を習っているうちに、着物の細かい手順が忘れがちになってしまう…ということで、着物の復習の意味もあってカリキュラムに含まれていました。
週に一度のレッスンなので、その間は習ったことを家で何度も復習し、気になる事があれば翌週に先生に質問して少しずつの進歩・・・!
個人レッスンの着付け教室なら、レッスン内容は調整してもらえることも
「グループレッスン」や「大手の着付けスクール」であればカリキュラムに沿って習うのが必然です。
しかし、個人経営の先生にマンツーマンのレッスンを受けるのであれば、多少内容をアレンジしてもらえることもあります。
「りぼん返しならできる」人であれば、別の結び方を教えてもらえたり、「たたみ方くらいはわかる」のであれば着物の着方に時間を割いてもらったり、など。
その辺りの要望があれば、申し込みの段階で先生にお伝えしてみるといいですよ!
【持ち物】着付け教室で着物を貸してもらえることも
手持ちの着物や小物を一式持っていたら自分のものを使うのがベスト(自宅復習でも同じものでできるので)。
でも、持っていない場合は先生が貸してくださることもあります。
私は本当に初心者中の初心者だったので「伊達締め」が分からず「伊達衿」を持って行ったり(今思うと恥ずかしすぎる)、振袖用の長襦袢を持って行ってしまったり・・・。
また、ある時、レッスン用に持って行った着物が母の訪問着だったのですが、訪問着は「よそ行き」(=高級)なのでずっしりと重かったり、ツルツルと滑ったり…と初心者が練習として着るには難しかったんです。
その時も、先生の私物をお借りしてレッスンを受けられました。
習う前に一式新たに買うのだったら、一度レッスンを受けてみて「伊達締めならこういう素材が使いやすい」「腰紐ならこれが締めやすい」など先生のものをお借りしつつ、おすすめのものを買い揃えていくのも一つの方法です。
着物の買い取りならバイセル

借りられるけど、自分でお気に入りのものを手に入れるのもモチベーションアップに繋がりますよ〜
【教室】ネットで近くの先生を探すのがおすすめ

肝心の先生探し!マンツーマンや少人数で開講されている事が多い着付け教室ですから、先生との相性はかなり重要です。
性格的な相性はもちろん、先生の着物に対する考え方(ルールにのっとって着るべし!or時代に応じて自由に着こなしてもOK…など)にも個性があります。
最近では個人経営の先生がブログやインスタで発信されている事が多いです。
レッスン内容だけでなく、先生の人となりも見えてくるのでSNSのチェックはぜひおすすめします。
また、年齢も幅広くて「着物の先生=年配の方」というイメージを持たれている方も多いですが、30代の先生もたくさんいらっしゃいます!
それに、50〜60代の先生でも「子育てを終えてから着物を趣味で始めた」という方もいらっしゃって、そのような方々は「普段着として楽しみたい」というカジュアル志向の方にも寛容でいらっしゃいますよ。
京都で着付け教室を探すなら「京都 着付け教室」などで検索すると、たくさんヒットしますよ。

最近ではスキルのフリマ【ココナラ】にレッスンを出品している方もいらっしゃいます。
また、ネット以外の方法だと、近くの着物店でおすすめの先生がいらっしゃるか聞いてみるのもアリです。
私は時々リサイクルの着物店に行きますが、そちらでは個人経営の着付け教室のフライヤーが置いてありますよ。
まとめ:「普段着着物」なら、期間も費用も思ったよりお手軽!
普段着として楽しむ着物…「初心者コース」なら、着付け教室に通う期間は2〜3ヶ月。
その受講料は3〜5万円までのところが多いです。
「着物はめちゃくちゃ時間もお金もかかって大変!!」というイメージを持たれがちですが、初心者コースのみだと他のお稽古事とそう変わらないのではないでしょうか。
礼装など上級者向けの着付けになるともっとお稽古が必要ですが、普段着るには初心者コースで十分です。
「着付けってどんな感じかな?私にもできそうかな?」と思ったら、まずはネットで検索してみてはいかがでしょうか。
着物、楽しいですよ!

