こんにちは!!週末着物女子のカナ(@KANA_vintage)です。
浴衣や着物を着る時、「補正」していますか?

この記事では
- なんで浴衣に補正が大切なの?
- どうやって補正をすればいいの?
ということについて、お伝えしていきます!
目次
浴衣を着るときに補正するメリット

浴衣や着物で補正するときのメリットは次の通りです。
- 着姿が美しく見える
- 着物(浴衣)にシワがたくさんできるのを防ぐ
- 汗で着物(浴衣)が傷むのを防ぐ
1.着物(浴衣)では寸胴のほうが美しく見える

着物(浴衣)は、ストンとした寸胴&鳩胸体型&なで肩の人がもっとも美しく見える衣服です。
もし、ウエストよりもヒップの方が幅広に見えたら、お尻が大きく見えます(太って見えます)。
ウエストよりもバストが大きく見えると、太って見えるのもありますが、帯の上に胸が乗っかってしまうと老けて見られてしまいます。

普段、洋服をかっこよく着こなしている人は、大きなバストは押さえて、お尻と腰の凹凸を無くした方がきれいに着られます。


2.『寸胴』に補正する方がきれいに着付けができる

くびれをなくすことで「なんとなく美しい」以外に、はっきりとわかる違いがあります。
それは、くびれがあることで、余計なシワが増えてしまうんです!
(例)ファンタを紙で巻くとしわくちゃになる
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引用:ファンタHP
例えば、ファンタを思い浮かべてみましょう。
このデコボコとしたペットボトルに、紙や布を巻きつけようとすると…シワなくピタッと巻くことは不可能ですよね。
くびれた部分の布が余って、その付近はシワシワになってしまいます。
着物や浴衣も同じこと。

くびれがあることで、帯の上や下の生地がシワシワ・モコモコになってしまいます。

レンタル着物を着る人にも多い「くびれシワ」
じつは、京都でレンタル着物を楽しむ人にも「くびれ」が原因とみられるシワはありがちです…。
毎日、身長や体型がさまざまなお客さんの着付けをスピード勝負で着付けるので、着物は大きめサイズが多いし、使える補正用タオルも使える枚数が決まってるだろうし…仕方ないんだろうな、とは思います。
だからこそ!自分で着るときは注意したいものですよね!

くびれを隠す補正術とは

では、補正の方法をご説明していきます。
くびれの補正に用意するもの
- フェイスタオル 3枚
- 腰紐 1本
腰に巻きやすいようにタオルを畳んでいきます。
(1)フェイスタオルを広げて2枚重ねる

(3)タオルの真ん中に腰紐を置く
※タオルの中心と腰紐の中心を合わせる

(4)タオルを縦長に2等分するように畳む
※腰紐がタオルの「輪」のところに挟まった状態

(5)もう1枚のタオルを2つに畳み、2枚重ねのタオルと中心を揃えて置く

(6)3枚目のタオル(この写真のベージュのタオル)をさらに半分に畳む
※このとき、2枚重ねのタオル、ベージュのタオル、それぞれ四角を合わせておく

(7)腰に巻く
※腰紐はお腹でクロスさせて背面でちょうちょ結び
※前面は胸とウエストの高さの差をなくす
※背面はウエストとお尻のもっとも高いところとの差を無くす
これらを意識して、幕位置を調整する。


また、タオルの厚みもこれより厚くするなど工夫するといいですよ!
3.汗から着物や浴衣を守る
いくら寒い冬でも、着物を長時間着ていると、汗はかいてしまうものです。
暑い夏の浴衣なら、なおさら。タオルがビッショリになることも。
浴衣は洗濯できるからいいものの、なんども着ていると汗ジミや黄ばみにもなってしまいます。
なるべく浴衣や着物に汗がつかないようにするには、タオルの補正が有効なんです。
タオル以外の補正の仕方はあるの?
着物の小物が売られているお店では、専用の補正道具が売られています。
腰紐などを使わなくても、ワンタッチでできるものもあります。
へちま素材など、風通しのいい素材もあるので暑さ対策としてもタオルより優秀かも。
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華奢な胸元は『鳩胸』に補正すべし!

胸元が薄い人は、衿がカパカパと浮いてきやすくなることも。
胸元が華奢で衿が浮いていると、着崩れして見えるしちょっと老けて見える原因にもなります。
そんなときは、ハンカチや手ぬぐいを折りたたんで、和装ブラなどインナーに挟み込みましょう。
ふっくらした鳩胸に見えて、健康的な美しさに見えます。
最後に・・・
- きれいな着姿のため
- シワなく着るため
- 汗ジミから浴衣や着物を守るため
補正はすることをおすすめします!!
面倒だし暑いし…と省略してしまう人もいるかもしれません。
もちろん、着物も浴衣も自由に着ていいんです!
でも、「美しく着る」ならやはり補正はしておくといいので、参考までに見て頂けると嬉しいです。
タオル3枚、腰紐1本あればできる方法なので、ぜひ試してみてくださいね!!