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【着物】私が「着付けを習いたい」と思ったキッカケ(裏Ver.)

こんにちは!着物エバンジェリストのカナ(@KANA_vintage)です。

今日は成人式でしたね~。新成人の皆さま、おめでとうございます!!
私も十数年前に祖父に晴れ着を誂えてもらい、七五三以来の着物姿になりました(遠い目…)。

そんな着物生活とは無縁だった私が、なぜ着物に興味を持ったかというと…。

カナ
自己紹介でよく話すのは、『日本の文化に触れたいと思った』から、という理由。これも事実なんですが、もう一つ大きなキッカケがありまして…。今回の記事では、そのことをお伝えしますね!!




2010年初夏、祖父の告別式で喪服を着ました

9年ほど前、父方の祖父が他界しました。

長男だった父は喪主(祖母は高齢のため父が務めました)。
告別式では喪主の妻である母、祖父の子である二人のおば、そして喪主の娘である私が和装の喪服を着ることに(祖母は高齢なので洋服で)。

うちの地域は田舎なので、今でも時々通夜・告別式を自宅で行なうことがあります。
うちの祖父のときも自宅で行ない、しかもお寺の檀家総代を長年務めていたこともあり、かなり規模の大きいものとなりました。
そのため、喪主の父をはじめ、親戚一同てんやわんや。

家の中をバッタバッタと走り回っていた記憶があります。

カナ
やはり喪主の父がいちばん忙しかったのですが…家とお寺などを走り回っている途中、『事故に遭いそうやったから』と、目の見えない生まれたばかりの仔猫を拾ってきた父・・・ww自分は忙しいからと、私にミルクをあげるよう命じられました…。せっかちなのに時々マイペース(空気読めない)。そして猫好き・・・私と父の性格は結構似ています。笑

そんな中、告別式の時間が迫り、女性陣は着替えることに。

いとこの女性陣は洋服での参列となったのですが、母、おば2名、私で1部屋に集まってお着替えタイム!



おば2人は着付けを習っていたので、自分でささーっと着付け完了。
その後、母とわたしに着せてもらったのですが、自分で着るのと他人に着せるのでは少し勝手が違います。
左右が反転するので、慣れていないとパニックになってしまうのです・・・(なので、私も他人への着せ付けは苦手)。

「あれー?この手順で合ってる??」とあたふたするおばが、いとこを呼んであーだこーだと助けてもらいながら、なんとか着せてもらうことができました。

その時に気づいたんです。。。。
「あれ?自分で着物着られないのって、母と私だけやん!」

 <参考:我が家の家系図>

こちらご参照ください。

赤字がうちの父方の女性陣+嫁に来た母です。
告別式のときに着替え部屋にはここの女性陣が結果的に全員集まってくれたのですが、父方の女性は全員花嫁修業として着付けを習ったそうです。。。

ちなみに、祖母は和裁の学校を卒業して家庭科の先生をしていました。
二人のおばは、祖母から着物の良さを教わっていたのかもしれませんね。

着付けには興味があったけど、あくまでも教養として、としか考えていなかったのに、この時初めて実生活で役に立つことがあるんだ!!と知りました。
そして、いつかわたしも習いに行かねば!と必要性を感じたのです。

数年後、祖母の告別式でも着ました

習いに行かねば、と思いながらも数年経ってしまいました。

その間、わたしはブラック企業にて心身を病んで実家に戻る、バイト、派遣社員などで給料減…と習い事がなかなかできずにいて、着付けを習いたいという気持ちも小さくなっていき・・・。

数年後、祖母の告別式の際、やはり母とわたしは自分で着られず、今度は近所の美容室にお世話になりました。
「着付けを習いたかったんだ」とその時に思い出し、紆余曲折あってそのまた1年後くらいに着付けの先生に出会い、めでたく習うことができました。



今後の目標:フォーマル用の着付けも勉強する

なんとか着られるようになりましたが、実は訪問着などのフォーマルな着物は着たことがありません…。
帯の結び方も少し違うので、また先生に習いに行かねば、と思っています。
振袖も袖が長くずっしり重いので、普段着の着物よりも着付けが難しいとも聞きます。

ゆくゆくは振袖の着付けもできるようになって、成人式のお手伝いができればいいなあ。

・・・などと今後のプランを描いている成人の日の夜でした。