こんにちは!着物大好きブロガーのカナ(@KANA_vintage)です^^
「着物を着るのが趣味です」と言うとたまに聞くお悩みが・・・


リサイクル業者があるのは知ってるけど、どこを選んでいいか分からない。
相場とか、どうなってるの?
この記事では、
- 不要になった着物の処分方法
- 買取業者に出すなら?
- メルカリやヤフオクで出品するには?
など、なるべく「もったいない」と感じずに処分したい人に向けての情報をお届けします!
目次
「着物を処分したい」「着物を売りたい」人は意外と多い!

ここに映っている着物姿の人、ほとんどがリサイクル着物orお母様かおばあ様からの借り物!
「家に不要な着物があるから処分したい」というお悩みを持つ方、結構多いのではないでしょうか。
私のような三十代女性の母親世代は、まだ景気の良い頃にご結婚されている方が多く、嫁入り道具としてタンスいっぱいに着物を持たせてもらっていた時代。

着付けを習い始めた頃こそ借りていましたが、今の自分が着るにはちょっと地味で着る機会がなく、この先どうすべきか悩んでいます。
私自身、着物愛好家であり、「着物の処分に困る人」でもあるので、実際に自分が経験した処分方法や着物仲間から見聞きしたトラブルについてもご紹介していきます。
着物を処分したいと思っても、「捨てる」前に「リサイクル」を検討しよう
正直なところ、ゴミとして処分するのが一番簡単です…。
でも、なるべくそれは避けたいですよね。
- まだきれいな着物をゴミにするのはもったいない!
- 母親や祖母の大切なものをゴミにするのは胸が痛む
- いまどき、ごみを捨てるのにもお金がかかる…
有効に活用できるなら、着物にも次の人生を与えてあげたいですよね。
なのでここでは、なるべく「捨てる」という選択肢を後回しに考えましょう!
今、着物は静かなブーム。需要は探せばある!!
着物大好き!と言っているのは私だけではありません!笑
今、着物をファッションとして好む人は増えています。
京都や鎌倉・浅草などの観光地ではレンタル着物での散策プランも人気ですよね。
レンタル着物はポリエステルの新品が多いですが、普段着着物として着ている人はリサイクル品を安く買って着ている人も多いですよ!
また、日本文化もヨーロッパで人気がありますよね。
漫画、アニメ、ゴスロリ(今も流行ってるのかな?)・・・などなどが有名ですが、着物を「カッコいい」と着る人も実は増えているんです。
しかも、日本の着物女子でも滅多に着る機会のない『黒留袖』が「クール!」なのだとか…。
実際、骨董市へ行くと着物屋さんにやって来る外国人の方はけっこういらっしゃいます!
そして、喪服や黒留袖を見ている人が意外といる・・・!
(※ただし、需要の数としては少ないのでワンコイン<500円>など激安です。
…となると、こちらが出品する際は…お察しください)

このようなことから、「こんなの着る人いないんじゃないかな?」と思わず、譲れる先を探してみましょう!
多少汚れていても、着てもらえる人はいる!



でも、売れなくても「買う」人はいる!(こともある!)
たとえば上の写真で着ていた私の着物。
数年前にリサイクル着物ショップで購入したのですが、裏地(胴裏)はこんな感じ・・・。

変色がすごい・・・。
裏地(胴裏)は変色しやすいらしいのですが(別サイトですが詳細はこちら→LINK)、ここまで変色が激しいと「うわっ・・・」って思いますよね。
でも、私は「胴裏は外からは見えないし、問題なし!」と思って気にせず購入しました。
価格は忘れてしまいましたが、数千円です。
また、その時つけていた帯は、アップにするとこんな感じ。

右端の赤○部分には穴、左側の黄色の○印の部分は刺繍の糸が飛び出しています。
「まじまじと顔を近づけて見る人はいないし、まあいっか~」と、こちらも同じリサイクル着物ショップで数千円で購入しました。

許容範囲はそれぞれですねー
出品した人が「買取り(有料)」なのかは不明…
私は先ほどの写真の着物や帯は購入しましたが、もともとの所有者さんがこの着物を「売却」したかどうかは定かではありません。
私の購入価格には「リサイクル着物ショップ」の利益や人件費が乗せられていますし、また、「競り」で仕入れてきたものならばそこでの売買が行われています。
いろいろなコストが全部乗っかったうえでの販売価格、と考えるともしかしたら「元の所有者さん」は0円で業者に渡したということも可能性としてあります。
そのため、着物を売りたいと思ってどこかへ出品しても、必ずしも買取価格がつく、というわけではないことを理解しておく必要があります。
以下に記載する方法すべてに言えます!
親しい人に譲る
「親しい人に譲る」のは、「処分したい!」となったときの簡単な方法ですよね。
身近な友人・知人が大切に着てくれるのなら、「母の大切なものを手放す」ことへの後ろめたさもやわらぎませんか?
また、知人とのやり取りだけですので、トラブルの心配がほとんどありません。
次のようなことが心配な方にはぜひおすすめです。
- ネットでの顔の見えないやり取りは不安
- 個人情報を知らない人に知られたくない
一方で、この場合「無償で譲る」ケースがほとんどになると思います。
お小遣い稼ぎをしたい場合は向いていませんので、その点ではデメリットかもしれません。

「処分したいから」といただいたので無償で譲り受けましたが、お菓子などちょっとした手土産は用意しました。
着物業者に買取を依頼する
一度にたくさんの着物をさっと処分したいなら、買い取り業者への依頼もおすすめ。
買取り専門業者「バイセル」へ依頼
![]()
引用:バイセル

着物買取専門/バイセルを例に挙げると、このような特徴があります。
- WEBからの依頼もOK
- 無料査定OK
- 持ち込み、宅配、出張買取などが選べる
- 査定依頼の電話は24時間受付
空いた時間にちゃちゃっと済ませたい現代人には向いていそうです!
出張や持込みの場合はその場で現金支払いでいただけるのも嬉しいですよね。
CMで見る業者以外にも、WEBを検索するといくつも買い取り業者さんはあるようです。
もし、急がないのなら、いくつかに査定を依頼してみるのもいいかもしれません。

買取り専門業者「着物買取のヤマトク」へ依頼
![]()
引用:ヤマトク
着物買取のヤマトクは、宅配査定・買取を専門。
着物を梱包するキットも無料で提供いただけます!
また、古い着物や喪服なども査定します、と記載してくださっているので依頼しやすいですね。



デメリット<査定の対応はいろいろです…>
着物好きの中で知られている話なのですが、買い取り業者の中にはあまり気持ちの良くない対応をされるところもあるとの情報が・・・。
査定を出しても見積もりをなかなか出してもらえない、ほぼ0円ばかりだった、など・・・。
自分が経験した話ではないので、どこまで信憑性があるかも不明ですが、少なからずあると聞きます。
何とも言えないですが、「高価買取!」という文句に期待しすぎるのも良くないかもしれません。
リサイクル着物ショップに依頼する
もしご近所にリサイクル着物ショップがあるなら、買取りの対応をしてもらえるかを相談するのもアリです!
販売だけでなく買取もされているお店は結構多いですよ。
お店として構えていると、周囲の評判もダイレクトに影響しますし(少なくともぶっきらぼうな対応などは無いはず…)、対面でのやり取りなので安心感はあると言えます。

0円のものもたくさんあったけど…馴染みのお店なので、どんな着物に需要があるかがわかるので、納得の価格でした
メルカリやヤフオクに出品する
フリマサイトやオークションサイトに慣れている方は、こちらへの出品もおすすめ!!

メリットは何といっても、「ユーザーとの直取引なので、高い利益が期待できる!」こと!
もちろん、売れる場合ですけどね。笑
希少性のある柄や保存状態によっては、数万円でも取引されますし、数百円でも売れないものもあります。
フリマサイト、オークションサイトに出品する場合、以下の知識があると取引しやすいです。
- 着物の素材
- リサイクル着物の相場
- どのような柄・素材が人気か<需要>
ヤフオクは着物専門の業者が出品していることも多いので、保存状態や素材などこまかく記載してあります。
また、販売価格も一般のリサイクル着物ショップと同等で取引されているように思います。
一方、メルカリはすごく良いモノなのに驚くほど安くで手に入ることも…。
これはおそらく、出品者さんが相場を知らずに値段を決めているんでしょうね。
着物好きにはラッキーですが、もったいないことしてるなーと思ったりします。笑
そして!素材やサイズが記載されていないと、購入ボタンを押す前にやり取りが必要になるので買いづらい…。
当たり前ですが、重要なことです!!

近くに着物好きの人がいる人は、ぜひ教わってから出品することをおすすめします!!!
最後に。「お金儲け」よりも「手放す」「処分したい」を目的に!
中には高額取引をされる逸品もありますが、0円や数百円で買取されることも往々にしてあります。
その点だけは、よーく理解しておいてくださいね。
「儲ける」ことよりも、手放して家の中の空間を得ること、身軽になることを目的にするといいでしょう。
じゃあ捨てた方が早いやん!と思われるかもしれませんが・・・、
ご家族が奮発して購入して、長らく大切に保管されていた着物。
職人さんが手間暇かけて作り上げた着物。
せっかくなら次に着てくれる人を探す方がハッピーな人が増えることになります。
ぜひ、次の人に託すことを検討してみてくださいね!
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着物には興味あるけど、母の着物は趣味が合わなくて…。
でも処分するのはもったいないし…