こんにちはー!着物ライターのカナです。
夏になり、そろそろお祭りへお出かけする予定を立てる頃ではないでしょうか?
でも・・・

とお悩みの方もいらっしゃるのでは?
確かに…浴衣はなんとなく着られても、帯結びに手こずってしまう人は多いですよね。(私も不器用なので上手ではありません)

それは・・・『兵児帯』を使うこと!
この記事では、『兵児帯』を使ってかわいく簡単に浴衣を着る方法をお伝えします。
目次
はじめに:『兵児帯』ってどんなの?

兵児帯とは・・・上の写真の女の子がつけているような帯のこと。
芯の入っていない1枚ものの生地で、薄くて軽い素材。
もともとは男の子が普段着用につける帯で、それがいつしか男女問わず子ども向きになり、現代では大人の女性にも愛用者が広がっています。
一般的に帯には「帯芯」という硬い生地が中に入っています。(博多帯など例外もあります)
そのため、腰回りの動きが制限されるので「着物は動きづらい…」と感じる原因にもなりますが、兵児帯は帯芯が入っていなくてやわらかいので、動きやすくて長時間着ていても疲れにくいというメリットがあります。

とはいえ、浴衣はもともとカジュアルな場で着るものなので、浴衣に合わせるのは◎です!
↓このような、ツルツルとした絹素材で絞りが施された兵児帯、子どもの頃に締めてもらった覚えはありませんか?
大人の女性にも兵児帯は大人気!その秘密とは…

兵児帯=子ども用の帯というイメージでしたが、最近では大人の女性向けの兵児帯も種類が増えてきています。
といっても、女の子向きの鮮やかカラーの絞りではありません。
使いやすくて人気なのは、シワ加工をされた単色の兵児帯。
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シワ加工されているので、普通に蝶々結びしただけでも立体感が出やすいです。

おすすめの色・素材
色も素材もたくさん出ている兵児帯。浴衣とのコーデにもよるし、お好みのものを選べば大丈夫!

という方には、まずは『ポリエステル素材』のものがおすすめ。
ポリなら、急な雨でも平気です。
また、色は最初は単色のものを選ぶと良いでしょう。
浴衣の生地の色か柄に使われている色なら間違いないですし、紺色の浴衣であれば反対色の黄色(からし色)も映えますよ!
すでにオーソドックスな一枚を持っていて、買い足したいなら変わった素材に挑戦してみるのもおすすめ!

わたしがこの時付けている兵児帯は、「撫松庵(ぶしょうあん)」というブランドのメッシュ素材のもの。
見た目も、実際にも涼しくてとてもお気に入りの一本です♪
↓こちらです。
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兵児帯は簡単!蝶々結びをするだけでもふんわり華やかに♪
兵児帯の一番の魅力は、やはり結び方が簡単なこと!
蝶々結びをして、両端(輪っかじゃない方)で結び目を隠す、いわゆる「りぼん返し」という結び方がもっとも簡単です。
最初のうちは本やネットで調べる方が安心ですが、慣れてきたら自己流を見つけてみるのも楽しいですよ!
結び方はyoutubeでも調べられます

上の写真は、「パタパタ結び」と呼ばれる方法で結んでいます。これはほんとに簡単!!
兵児帯の結び方は、youtubeでもたくさん紹介されていますので、一度見てみてください!

浴衣に合うメイクも紹介されているので、動画は全部見てほしいくらいです^^
兵児帯はネットショップでも簡単に購入できます
兵児帯は楽天やAmazonでもたくさん販売されています。
無地のものが多いので、「あー、思ってたデザインと違った~~」とギャップは少ない・・・かも!?
私の見た限りでは、楽天のほうが種類が豊富な印象です。
安いものは2,000円前後からあるというのも嬉しいポイント。
最後に:浴衣の帯結びは簡単!
- 結ぶの簡単
- リーズナブルなものもたくさん
- 動きやすくて疲れにくい
・・・と良いところ満載の兵児帯。
カラーバリエーションも豊富なので、手持ちの浴衣に合うものがきっと見つかります!
数年間着ていた浴衣を少しアレンジしたいなら、ぜひ兵児帯に挑戦してみませんか?