こんにちは!着物ライターのカナ(@KANA_vintage)です。
普段、着物を着る習慣がなくても、夏には浴衣を着るという方は多いですよね。
あまり下駄や草履を履き慣れていないと「下駄を履くと足が痛くなる」ということはありませんか?

でも、履き方を工夫したり、下駄のときにも履けるソックスを使うことで足の痛みを抑えることができるんですよ!
今回は、下駄を履くときの痛み対策についてお伝えしますね!
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- 夏は浴衣を着たい!
- 下駄を履いていて、足が痛くて辛かったことがある
- 下駄を履いた時の痛みを和らげる方法を知りたい
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目次
浴衣で出かける時のお悩みNO.1は「下駄で歩くと痛い」


という人は多いですよね。

それだけ『下駄=痛い』イメージが浸透してるんだろうなぁ~
それが憂鬱で、遠方のお祭りなどに浴衣を着ていくのが億劫になってしまうという人の声もよく聞きます。
そんな方が少しでも浴衣に前向きになっていただけたら嬉しいので、痛みについてあれこれ考えてみましょう!!
そもそも、下駄と草履はどう違う?
まずは、「下駄」って草履とどう違うの?というお話から始めましょう。


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下駄 | 草履 | |
素材 | 木 | 革、布 |
着物or浴衣 | 浴衣 | 着物 |
カジュアルorフォーマル | カジュアル | フォーマル |
例外も多数ありますが、超ざっくり分けるとこのようになります。
カジュアルな場(近所のお買い物など)で、カランコロンと音を鳴らして歩いていいのが下駄、
フォーマルな場で静々と歩くのが草履。
現代では、形や素材は多様化していて、草履でも合皮やエナメルが多くなっていたり、下駄は「二枚歯」と呼ばれる基本の形だけでなく、草履と同じような形のものも増えています。
また、夏用の着物に下駄を合わせる人も珍しくありません。
着物の着方が自由になってきたように、下駄や草履の履き方も自由になってきています。

下駄を履いていて痛くなるのはどの箇所?

- 鼻緒が当たるところ(小股や足の甲)
- 足の裏
が多いです。
では、それぞれの痛みの対策をご紹介していきますね。
1.鼻緒の痛み
1.については、下駄に慣れていなくて、鼻緒がきつすぎることが大きな原因と考えられます。
新しい下駄なら特に、鼻緒をぐーっと引っ張って少しゆるめておくといいでしょう。
そして、履き方にもコツがあります。
それは、「軽く引っ掛ける」感じで履くこと。
小股が鼻緒に当たるぐらい深く履いては、そりゃ痛いです。擦れちゃいます。
痛みの軽減はもちろん、指先で軽く履くのが、こなれた雰囲気が出て”粋”と言われてるんですよ。
2.足裏の痛み
2.については、長時間歩いているとどうしても疲れてきますよね。
下駄は木製なので特に痛くなりやすいですが、木の台の裏についたゴムが厚めになっている下駄もあるので、新たに購入するときは素材にも注目して選んでみてください。
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草履ならEVA素材を使った「菱屋カレンブロッソ」の『カフェ草履』一択!!
↓こちらが私の数年来愛用している、EVA素材がソールに使われた草履。
衝撃を吸収してくれるので、長時間歩いていても疲れにくい!
私は丸一日でも平気です。
こちらは、菱屋カレンブロッソの「カフェ草履」といって、着物好きの人には履きやすいと有名なブランドです。
わたしはまだこの1足のみだけど、色や素材違いで何足もそろえている方もいますよ。

草履なので、着物のとき限定ですが、おすすめです
足裏の痛みには「靴下屋」の『トングソックス』を下駄用として履こう

トングソックスとは、いわゆる『フットカバー』のサンダル版。
「靴下屋」の公式オンラインストア~Tabioで販売されています。
親指と人差し指の間が分かれているので、下駄やトングタイプのサンダルの下に履けるのです。

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今のところ、見たことあるのは『靴下屋』さんだけかなぁ?
ですが、毎年同じタイプのものが発売されていますよ。
私はラメ糸の入ったわりと圧手のタイプを愛用していますが、
レースがさりげなくてフェミニンでいいなぁ。。。
足の甲~足裏がカバーできるので、鼻緒ズレ、足底の痛みが少しやわらぎます!
あと、足の汗を吸収するので、下駄の劣化予防も期待できそう。
白木の台は、汗ですぐ黒ずんでしまいますからね。
履いてみると、この段落の上のような写真になります。
私の下駄の場合、モノトーンなので、白・黒はもちろん合うし、
ブルーとか赤を合わせてもアクセントになってかわいいですね。

裏はこんな感じ。分厚いクッションがあるので、長時間の下駄でも大丈夫!!
この色違いで白のソックスも持っているんですが。。。白だと包帯っぽくなっちゃう。。。
色付きがいいかもです!!
下駄に慣れたら、二枚歯の「郡上木履」の下駄も素敵!
わたしのお気に入りの下駄はこちらのもの。
岐阜県の「郡上木履」さんのヒノキの下駄。
『郡上踊り』という毎年夏に開催される盆踊りのために作られた下駄だけあって、歩きやすいのでおすすめ!!
二枚歯の下駄なので、少し歩くのに慣れがいるけど、1日歩けばすぐに慣れますよー。
(始めた履いた日の階段はちょっと怖かったけどww)
そして、台と歯が一枚でできているので丈夫で、歩く時の音もカランコロンと軽快できれいに響くんですよ!
この夏は郡上のお店に行けそうなので、新しく購入しようと思います。
鼻緒の種類がたくさんあって、インスタを見ながらあれこれ悩んでいます。
最後に:下駄を履くときの痛みを和らげる究極の裏ワザ
いくつか対策をご紹介してきましたが、「これは!」というものは見つかりましたか?
これらはもちろんオススメなのですが、一番大切な裏技があります。
それは、、、「痛みを受け入れること」!
なんのこっちゃ、って感じですが、重要!
毎週末のように浴衣を着ている私は、下駄の痛みはあまり感じないんです。
でも、痛くないのではなく、痛くても(あまり)気にしないだけ。
下駄は木製だから、痛くなるのも仕方ない。
「痛いから履きたくない、浴衣も着たくない」とは思わず、
「痛いけど、浴衣はかわいいし着たい。かわいい下駄を履きたい」と思えるか。
つまり、痛みをも受け入れて浴衣ファッションを楽しむんです!!
ハイヒールの痛みはすごく辛いので、なるべく履かないんですけどね、下駄なら平気。
心から愛せば、痛みも感じなくなってきます^^

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↑畳表が台になったタイプ。上品ですてき♪
木の台よりはふかっと履きやすいかな?まだ私は試したことないですが、
いつか履いてみたいな、と思っています。
では、夏に向けて浴衣の準備をぜひぜひ進めてくださいね~!